学園前アートフェスタ

学園前アートフェスタ2018概要
開催趣旨

学園前地域の古くは、赤松に覆われた丘陵地にあり、大和文華館のほとりにある日本最古の人工ダム池(蛙股池)を有する風光明媚なところでありました。
1941年に帝塚山中学校(男子校)が開校したことを機に「学園前駅」ができ、大規模な街づくりが行われてきました。

今や、駅周辺の「文化・教育・商業施設」の充実度は、全国的にみてもトップクラスです。ところが、宅地開発から60有余年を経過した今日、高齢化が進むと同時に、新たに若い世代が移り住み、地域や世代間のコミュニケーションは希薄化し、合わせて、空き家の増加、環境の荒廃など良好な住環境を保つことが難しくなりつつあります。これを何とかしたいとの思いから、2015年に地域に住み暮す人々が、地域の魅力を見つめ直し、積極的に世代交流を行うことで街を育てる「街育」の推進が必要と、「学園前街育プロジェクト実行委員会」を立ち上げました。

これまでに様々なアーティストが魅力ある作品を発表して、街の課題に対し新たな街への提案をされてきました。又、住民や学生と文化施設団体の積極的な参加により、今までにない交流が生まれ、ノウハウが蓄積されてきたことで、着実に街の活性化が進んできています。

今年の「学園前アートフェスタ2018」は奈良在住の若手コーディネーター・アーティストを起用するなど、街・アーティストともに成長の機会と捉えて、より「街育」に特化したアートフェスタを展開いたします。




開催目的

高度経済成長と共に発展を遂げた学園前は、学園や文化施設と共にある文化的風土の形成に適した地域でもあります。街は、日々成長する多くの学生、生徒、児童、園児に慈愛をもって見守り続けてきました。
本年は、様々なジャンルで活躍する奈良在住の若手コーディネーター・アーティストを起用し、学園前という土地を通して若手アーティストの挑戦と成長の場と位置付け、未来に向けて、学園都市の新たな価値を創造することを目的とします。



テーマ『イマ・ココ・デアイ(出会い)』

今年のテーマは、地元住民がテーマを設定した「イマ・ココ・デアイ」です。
現代アート展では、多様性に富んだ作品を介して、住民同士が出会い、ご来場の皆様が様々な表現に出くわし、価値観や人生観の違いに遭遇、そうして対話が生まれるステージを創出いたします。障害者も子どもも地元の作家も、境目無く、ときにはコラボレーションをして、実験的な展示にも挑戦します。アートを介した対話は、集う人々が学園前での芸術文化の可能性・人間の多様性について、考えるきっかけとなるでしょう。
さらに、広く応募者を募る公募写真展の実施、アーティスト・トーク開催による住民との交流の促進、子どもアート・ワークショップ開催による子どもへの芸術普及活動、近隣施設との連携事業等、多角的な角度から世代や立場を超えた”デアイ“の場を生み出します。



中長期的目標

地域住民が主体となって運営を行う自主性を活かし、長期開催できる体制を構築する為、「学園前街育プロジェクト実行委員会」の協働を行います。
さらに、予算配分や役割分担を見直し、引き続き、地域主体の運営を目指します。また、準備段階から住民の参加を呼びかけ、学生や地元企業の参入へ声をかけることで、地域全体で育むアートフェスタを目指します。






現代アート部門 ステートメント
 “学園前アートフェスタ”は地域の魅力を見つめ直し、積極的に世代交流を行うことで街を育てる「街育」の推進を目的に2015年度にはじまり、今年で4度目の開催を迎えました。
  
 今年のテーマは住民自らで選定した「イマ・ココ・デアイ」です。かつて森であった土地が切り開かれ、学園と駅が設立され、高級住宅地として発展した学園前。時代と共に景色は変わり、人々の生活も変化しました。地域の祭りは消失し、生活の効率化が進む中で便利なことが増えた分、顔を合わせたコミュニケーションの機会は減少し、他者との関係性は簡素化しています。世界を見つめると、ダイバーシティ(多様性)の重要性が叫ばれていますが、宗教問題・LGBT問題・貧困差別など、他者を理解する機会の喪失を原因とした世界的分断が一層進んでいます。
 
 今年度の新しい試みとして、地元住民・子ども・障害者・アーティスト、すべての表現者が同時に等しい環境で展覧会を開催しています。象徴として、招聘作家の吉永朋希は地元住民の作品をリスペクトし、オマージュした新作を制作しました。大和文華館 文華ホールでは、美術家・陶芸家の嶋田ケンジと福祉施設で活動する伊藤樹里のコラボレーション展示に挑戦しています。表現における境界線を無くした本芸術祭を体感していただき、表現の多様性から他者を知る機会や、新しいコミュニケーションが生まれることを願います。
  
 また、今回の招聘作家6名は、日々の営みから表現を見出す者や、過去から未来へと時の流れを表現する者が集結しました。学園前の「イマ」、そして私たちの「イマ」を反映した作品と向き合う中で、自分自身の日々の営みについて振り返り、過去、そして未来を丁寧にじっくりと見つめる時間を持っていただければ嬉しく思います。
 本展の開催にあたり多大なご協力をいただいた学園前自治連合会の皆様をはじめ、ご支援を賜りました関係各位に心より御礼申し上げます。
 最後になりましたが、生前より学園前アートフェスタへ多大なる御理解を賜りました六代目淺沼組社長 淺沼健一氏へ本展覧会を捧げます。

コーディネーター
一般社団法人はなまる、前川俊介






学園前アートフェスタ2018概要

開催場所 :  近鉄「学園前」駅南北エリア(奈良県奈良市)
開催日程 :  2018年11月3日(土)~11月10日(土)
開催時間 :  10:00〜17:00 *会場によっては開催時間が延長される場合があります。
休館日 :  2018年11月5日(月)
事務局 :  学園前街育プロジェクト実行委員会 事務局(学校法人帝塚山学園内)
〒631-0034 奈良県奈良市学園南3-1-3 
TEL : 0742-41-4509 FAX : 0742-48-9894
主 催 :  学園前街育プロジェクト実行委員会
【構成団体】
奈良市学園南地区自治連合会
学園前ホール[日本環境マネジメント(株)]
(公財)奈良市生涯学習財団 西部公民館
(公財)大和文華館
(公財)中野美術館、
(株)淺沼組
(学)帝塚山学園
GALLERY GM-1
後 援 :  奈良県、奈良市
企画制作・統括マネジメント :  一般社団法人 はなまる
コーディネーター :  前川 俊介
協 賛 :  株式会社南都銀行
株式会社かくや
近鉄不動産株式会社学園前営業所
医療法人小嶌診療所
奈良シティハウス株式会社
野村不動産株式会社
エステサロン ピュア学園前駅店


阿部クリニック
衞藤医院
銀座四川 学園前駅ビル店
みずほ銀行学園前支店
味楽座 学園前店
食房エスト
王楽園
住友不動産販売株式会社 学園前営業センター
株式会社啓林堂書店